「鳥さん」の認知症ブログ

 認知症を患う方との関りを深め、十数年・・・まとめていた記録を見える形で残そうと考え、唐突ですがブログを始めてみました・・・

 試行錯誤の記録ですが、まずは「気になった記録」、「思い出のある記録」から残してみようと思っています。

 何かの参考になるものではなく、私自身の十数年の振り返り、記憶の整理としてスタート致します。

№98 暴言、大声、性的行為など行動・心理症状への薬物療法   2022年1月24日(月)

〇月日の受診後からバルプロ酸ナトリウム錠が増量されており、MENFISによるアセスメントを進めています。〇月〇日よりスクリーニングテストを実施しており、〇月には結果をご報告致します。

 現状の様子ですが、バルプロ酸ナトリウム錠が増量されたことで、夜間の睡眠障害が軽減されていると考えます。以前は、日中の眠気がとても強い日、眠気がない日など利用日によって眠気が動揺していましたが、バルプロ酸ナトリウム錠が夕食後に増量されてことで、夜間の睡眠障害(入眠障害、中途覚醒、熟眠障害、早朝覚醒)が軽減されていると考えます。夜間の睡眠障害が軽減されたことで睡眠の質が向上し、日中の眠気が減少したことで眠気の動揺も少なくなっており、内部環境因子の身体的不調(強い眠気)が整ってきています。

 内部環境因子(身体的不調)が整うことで、S様らしさが顕著に見られ、デイサービスでの行動・心理症状(暴言、大声etc)はやや増加しています。しかし、眠気による状態の不安定さが無くなったことで、薬物療法のアセスメントはしやすくなったと考えています。

 現状では、行動・心理症状の増加は顕著に見られており、薬物療法の微調整は必要と考えますが、デイサービスでは環境因子を整え、PLA method脱抑制approach method、注意障害approach method)を活用することで状態の安定、行動・心理症状の軽減を図っていきます。

PLA method 

Personlife Assessment methodPersonlife Approach method

 3項目を基に支援方法を抽出し、短時間でより良い支援に繋げるアセスメント方法です。 統一されたメソッドを使用する事で、早期の支援方法の構築、環境の変化による初期の行動・心理症状の軽減など、介護者のエンパワメントにも繋げるメソッドとなっています。

「鳥さん」からの一言・・・

 前回の事例同様、お薬の調整を進めている方でした。しかし、ADLとのバランス、ご家族の想いなどから、とても調整に時間がかかっていたことを思います・・・行動・心理症状から他のご利用者様に我慢をして頂いたことも・・・

「何が正しいことであるか、とても悩みました・・・」

№97 レビー小体型認知症の方の薬物療法後のアセスメント    2022年1月21日(金)

 ミニール錠中止に伴う認知機能の変化、言動の変化などを行動観察法からアセスメントを進めていますが、上記のMENFIS(精神機能障害評価スケール=行動観察法)の評価からも大きな変化は見られていません。現状では、レミニール錠中止に伴う影響は見られていませんが、引き続き、デイサービスでの行動観察からアセスメントを進めていきます。

MENFIS 評価 】

 日からレミニール錠中止に伴う認知症状の状態をアセスメントする為、行動観察法(精神障害評価スケール=MENFIS)を7日間実施しております。利用開始当初のデータと比較して結果をご報告致します。

認知症状の変化を客観的データを基にアセスメントし、早期の支援方法の構築に繋げております。

※棒グラフが長いと障害は重くなります。

①認知機能障害・・・・・ 大きな変化は見られていません。

②動機づけ機能障害・・・ 大きな変化は見られていません。

③感情機能障害・・・・・ 大きな変化は見られていません。

 MENFISの評価として、レミニール錠中止による行動の変化のアセスメントを進めていましたが。認知機能障害、動機付け機能障害、感情機能障害の3項目に大きな変化は見られていません。レミニール錠中止に伴う影響は見られていない評価となっています。

利用報告 = 注意が必要と思われる状態変化 etc

 学習療法の様子ですが、職員の声かけにやや表情が硬くなることは見られ、7月下旬になると断ることはないですが嫌な表情が見られており、ストレスが強くかからない頻度で学習療法を実施しています。

 学習療法は書く、読む、計算、図形など様々な取り組みがありますが、O様は机に向かって書く療法は特に嫌な表情が見られています。O様自身も苦手であることは理解しており、表情がより硬くなると考えています。

 実施状況では、構成失行などの確認も含めパズルクイズは理解しやすいモノは手際よく実施できており、構成失行(図などの構成、文字の構成etc「認知症の中核症状=失行」)は特に問題ないと考えています。

しかし、文字を書く療法になると職員が進めても書くことがなく、O様からも「字は・・・いいよ」との発言が聞かれています。

 O様の失語症状(認知症の中核症状の一つ)の特徴として、文字を想起し書くことが特に苦手であり、O様の認知症は、記憶障害(記憶の想起)と失語症(文字を書く)が一番の症状であると考えます。

 

「鳥さん」からの一言・・・

 認知症の方は、脳の疾患から認知症の中核薬や症状によっては抑制薬(向精神薬etc)を服用することが多々あると感じています。私たち介護従事者も、ご利用者様がどのような薬を服用しているかなど薬への興味・関心を持つことが大切と感じています。

「多職種連携・・・

           とても大切だと日々感じています・・・」

№96 失禁の状況から現状の排泄機能の変化とアセスメント    2022年1月18日(火)

 発言内容、行動観察、バイタルサイン、ご家族からの話からアセスメントを進めていますが、先月同様、ADL(日常生活動作=食事、排泄、歩行、入浴etc に少し変化が見られています。

 ADL の変化として、ご自宅での排泄機能に変化が見られていると考えます。奥様から「排尿の失敗がありました。食卓にいたのでパジャマを片付けに行くと、ズボンが濡れていました。本人をトイレに連れて行き確認すると、パンツが濡れていました。だんだん分からなくなってくるのでしょうか?」や「昨日、ウォーキング中、尿意が出て、道の端で放尿して立ったままでしたので、ズボンの前が濡れてしまいました。先日、家でも、トイレでは座ってするんですが、パジャマを着替えようとしたら前が濡れていたんです。」など、排泄の失敗が見られています。

 排泄機能の変化を考察すると、認知症の中核症状(記憶障害、見当識障害、失認、失行、失語、実行機能障害etcにも含まれる注意障害(認知機能)と中核症状である記憶障害が影響していると考えます。

 上記の「ウォーキング中、尿意が出て、道の端で・・・・」との話から、普段から散歩に行く前にトイレに行っているかは不明ですが、トイレに行ったつもりで散歩に出発していることが考えられます。(トイレに行ったと勘違いしている=記憶障害)記憶障害から記憶が曖昧になり、散歩中に尿意を感じ尿意の解消・対応として道端で排尿をしたと考えます。

 また、もう一つの原因と考える注意障害も関係していると考えます。注意障害とは持続的注意、配分的注意、選択的注意、転換的注意など状況によって分類することができます。O様は、散歩に行くことに意識が向き、転換的注意(本来注意を向けなければいけないことに注意が向かいこと=車の運転に注意が向かず会話に注意が向き、運転がおろそかになること)から散歩前のトイレに注意が向けられなかったことが考えられます。

 その他の排泄の失敗も注意障害の影響から尿意に気が付くことが遅れ、焦る中での動作からズボンの前を汚すなどの機能性尿失禁(排泄の失敗)に繋がっていると考えます。現状では、はっきりとした原因は不明ですが、引き続き、ご家族からの話やデイサービスでの行動観察から排泄機能のアセスメントを進めていきます。

「鳥さん」からの一言・・・

 多くの認知症の方は、デイサービスよりも自宅で状態変化の初期のサインが出ていると感じています。私たちが常に気にかけていることは、ご自宅での言動の変化であり、ご家族の困りごとの変化と考えています。改めて感じることは・・・

 

「ご利用者様とご家族が、

      安心して自宅で生活できることが、

             私たちの力の見せ所と感じています。

№95 行動観察法による認知症の中核薬へのアセスメント視点   2022年1月15日(土)

 メマリー錠増量5㎎⇒10㎎)に伴う行動観察から経過観察を進めています。先月の報告書でも伝えていますが、メマリー錠が増量されたことで”元気になり”、意欲が向上したことで自発性が増し自我が強くなっていることを考察しています。7月もとても元気であり、T様らしさが顕著に見られています。時々、他利用者様に対し強い口調や攻撃的言動が見られる日があり、メマリー錠増量にも伴う影響なども含めアセスメントを進めています。

 720日、特に易怒、暴言などの行動・心理症状が強く見られており、他利用者様に対し「ここじゃなくて・・あっちに座ればいいでしょ!お尻が邪魔だよ!」と足を叩こうとする行動が見られています。ラジオ体操の際も「あっち行けばいいでしょ・・・ここはあたしがいるから」など強い口調が継続して見られています。午後になっても情動は不安定で洗濯たたみをお願いしますが「向こうでさんざんやって来たから…これは家のだから・・やってることができなかったんだよ・・」と拒否が見られています。普段であれば快くたたんでおり、1日を通して情動が不安定となり、拒否、焦燥、易怒、暴言などの行動・心理症状も顕著に見られてます。

 原因を考察すると環境因子の内部環境が影響していると考えています。内部環境とは、身体的不調、心理的苦痛に分けることができますが、T様は夜間の睡眠障害から身体的不調(寝不足)などの違和感から心理的苦痛(焦燥、易怒etcに派生し、時々見られる焦燥、易怒、気分の高揚などの変化に繋がっていると考えています。

 T様はデイサービス利用時、眠る様子はこの7年半1度も見られいません。現在のT様はご家族などの話から睡眠障害は必ず見られていると考えます。しかし、寝る様子や寝不足である様子は全くないため、眠気による不調から普段と違う言動に繋がっていると考えています。ご家族からご自宅での様子を確認し、時々見られる行動・心理症状の真因のアセスメントを進めていきます。

「鳥さん」からの一言・・・

 薬が変わったとき、何らかの理由で状態が変わったとき、普段との違いを早くアセスメント取ることはとても大切と日々感じています。どのようにしたら普段との違いに気づけるか考え実践していました・・・

「毎回、同じ会話、同じケア、統一されたケア、

                  大切なポイントでした!」

№94 デイサービスへの意識づけの変化へのアプローチとアセスメント  2022年1月12日(水)

 朝の送迎時の様子ですが、利用開始当初より出発までの時間が短くなり、拒否の発言も減少しています。言動の変化を考察していますが、デイサービスに通うことを徐々に認知していることも要因と考えますが、自宅の環境が大きく影響していると考えます。

 送迎のアプローチとして、必ず迎えに行く30分前に自宅に電話を入れています。電話を掛ける理由として、デイサービスに行く認知を付けることや朝の準備をスムーズにすることを目的に実施しています。

 O様の自宅の環境として、電話の前にはカレンダーがかかっており、電話機には日付、曜日、時間が表示され職員との会話で日時を確認できるため有効なRO現実見当識訓練=日時や場所などを伝えること現状の理解に繋げる方法)となり、認知症の中核症状である時間の見当識障害(日時に見当がないこと)や記憶障害(忘れてしまうこと)にアプローチをかけることが可能になっています。 

 しかし、以前は電話をしても拒否的発言が多く、迎えに行っても準備ができておらず出発までに時間がかかっていましたが、ご家族がカレンダーに「リハビリ」と書いたことでO様がデイサービスに通う理由付けに納得できるようになっています。(※個人因子)小さな工夫をしたことで環境が整い、デイサービス出発までの時間が大幅に短くなったと考えています。

 デイサービスをご利用する方の中には、出かける理由が理解できない方が多くいます。その様な状態は、デイサービスで介護をしている方には当たり前に見られる光景だと感じています。朝の送迎時間は時間に限りがりとても困ることも多いかと思います・・・

 

「その方が納得できる個人因子のアセスメントが、

              ヒントになると気がつきました!」

№93 利用回開始当初の支援方法と認知症状のアセスメント     2022年1月9日(日)

 デイサービスでの流れは、フィットケア・〇〇〇さんのスケジュールを基に支援の流れを考えています。認知症の方は、”新しいこと”や”慣れない環境”など普段と違うことへの適応能力が低下する傾向があります。

 同じ流れで行動することは、身体も覚えており違和感なく行動ができ、安心にも繋がります。入浴支援の導入も機能訓練後に実施することで、同じ流れで導入するため強い拒否は見られていません。排泄支援でも「トイレの中で転んだ人がいるので・・・」と、同じ説明をすることで「あー、そういえば言われてた・・・」と思い出し、排泄支援の拒否も軽減すると考えます。

 認知症の方の支援で大切なことは、環境を大きく変えない中で、”安心するために何ができるのか”を考えることが支援のポイントにもなり、認知症の症状の安定にも繋がります。

 認知症状の様子ですが、利用開始から行動観察法(精神機能障害評価スケール=MENFIS)による認知症状の評価を7日間実施しています。

 現状では2回の利用でのアセスメントとなっていますが、S様の主症状は記憶障害(忘れてしまうこと)と考えます。認知症の主症状には、記憶障害、見当識障害、失認、失行、失語症、実行機能障害(中核症状)があると言われています。利用時の行動観察から記憶障害も軽度と考え、即時記憶(数秒から数分前の記憶)障害、近日記憶(数日前までの記憶)障害が主症状と考えます。また、場面によっては記憶を斑状に覚えており(所々覚えている記憶)、記憶障害の理解を深めることで様々な問題の解決や行動の変化に派生することが可能とも考えています。MENFISの結果が出ましたら結果をご報告致します。

 デイサービスでは、基礎的支援である意欲向上approach methodを徹底することで、早期の信頼関係の構築による支援方法の構築を進めていきます。

 初めてご利用される方は常に緊張し丁寧な導入を進めています・・・慣れない環境で少しでも”不安”や”心配”がないよう環境を整え配慮をするよう心がけています。利用初日が無事に終わった日、とてもホッとしています・・・

   「常に私が同じ立場だったならば・・・」

                                        を考えています・・・

№92 大脳皮質基底核変性症の方の状態変化のアセスメント②    2022年1月6日(木)

 5月の報告書でも伝えていますが、妄想、又は、せん妄を疑う症状が強く見られていましたが、6月に入ると少し変化が見られ6月下旬には少し症状の変化から落ち着いてきています。5月はご家族に対し拒否が強く、水分や食事の拒否、服薬拒否などが顕著に見られていましたが、6月に入りご家族から「今日の朝は水分とご飯は摂れてます。」との説明を受け拒否は減少していると考えます。

 デイサービスでの様子でも、63日は言葉の理解もなく、立位が難しいこともあり安全を第一と考え、入浴支援を中止にしていますが、妄想からの感情失禁など1日を通して状態が不安定となっています。66日、朝の送迎時にご家族から「今日の朝は水分とご飯は摂れてます。」との報告受けています。5月はご家族への拒否が強く水分も摂らない状態でしたが、6日から水分だけでなく食事も摂れるなど状態の急激な変化のサインが見られています。6月中旬になると妄想からの独語や感情失禁なども急激に減少し、入浴支援や排泄支援なども安全が確保され、言葉の理解が見られており良好となっています。

 状態変化の原因を考察していますが、215日から薬の変更(サアミオン錠5㎎減量)などによる物理的環境因子の変化が見られていますが、3月になると妄想、感情失禁などの行動・心理症状が派生し状態の変化が急激に見られています。その他の環境因子(外部環境=物質的環境・人的ストレス 内部環境=身体的不調・心理的苦痛)の変化はなかったと考え、はっきりとした原因は不明ですが、薬の変化による影響が少なからずあったと考えています。今後、薬の調整や変更には十分な注意が必要と考え、ご家族、ケアマネージャーと連絡を密にしていきたいと考えています。

「鳥さん」からの一言・・・

 私たちが関わっているご利用者様の中で認知症の原因として少ない疾患であり、どのような症状であるかなども経験が少なくとても勉強になった方でした。また、その方は誰にでもとても優しく、正義感も強い方で私たちが元気を頂いていたように感じています。

「日々の出来事の積み重ねで

            今が作られていることを学びました!」

№91 自宅での言動の変化から家族の不思議へのアセスメント視点  2022年1月3日(月)

 認知症状の様子ですが、以前と比較して現状の理解力など物事を理解することが苦手になっていると考えます。

 ご自宅でのエピソードをご家族から聞いていますが「お散歩の途中で前は体操していたんですが、やりたがらないです。家の階段も上りたがらないです。まあ本人の部屋は一階なんでいいんですが・・・。足はどこが痛いか言えないんですが、いつもと同じように、時々、痛いって言いますね。・・・」などの様子を聞いています。

 認知症には様々な症状がありますが、主症状(中核症状)として記憶障害、見当識障害、失認、失行、失語症、実行機能障害が上げられます。ご家族から聞いているエピソードは中核症状の影響から「なぜここで体操をやるの?」と理解ができていません。

 私たちは、習慣や経験上ウォーキングをする際、体操などをすることに違和感はありません。しかし、S様は認知症の中核症状から、ウォーキングをしていることを忘れていること(記憶障害)又は、理解できてない(失語症)ことから体操をすることに思考が至らないことも考えられます。「家の階段も上がりたがらない」などの言動も、認知症の中核症状から”理解ができない”、”どこに行くのか分からないから上がりたくない”、”疲れるから嫌”などから拒否に繋がっていると考えます。

 拒否をする真因は、「嫌な気持ち」など人間の欲求階層との関係性が高いと考えています。

「鳥さん」からの一言・・・

 新しい年がスタートしました!今年の目標は内容のアップデートを目標に掲げ、続けることから次のステップに繋がると信じ頑張って参ります。

 自分自身の振り返り、成長できるよう今年一年・・・

           「宜しくお願い致します!」

№90 自宅での転倒後の状態把握のアセスメント視点       2021年12月30日(木)

 5月中旬、自宅にて転倒をしたことで心理的変化なども見られ経過観察を進めています。6月の利用時の様子ですが、転倒により身体的不安が強く健康な身体(動ける、元気etc)を喪失する喪失体験を受け、心理的苦痛(不安、恐怖、恐れ、etc)などの影響から意欲の低下に繋がっていると考えます。

 ご家族の話では「買い物(ヤ〇マ〇)に行かなくなった」と聞いており、「転んでケガをしてしまったら困る」、「シルバーカーで歩くのが怖い」などの心理から自宅での行動に変化が見られていると考えます。デイサービスでは行動の大きな変化は見られていませんが、「気持ちが不安定で、声が出なくて・・・。」や「この前はたくさん垢が出たのに今日は全然でない。やっぱり病気があると出ないんだね。」など悲観的な発言は聞かれており注意が必要と考えます。

 現状では、観察ポイントである食事量は安定し、おやつも全量摂取している日も多く、入浴への拒否もないことから状態は安定又は、緩やかに向上していると考えています。

 デイサービスでは、行動観察、バイタルサインなどから状態変化の早期発見を進めると共に、”こころが元気になる支援”として意欲向上approach methodを進めていきます。

「鳥さん」からの一言・・・

 今年最後のブログとなります。今年の四月から唐突にブログを始めましたが、3日に1度の更新を目標に続けて参りました。不備などもあり様々な方々にご教示をして頂くこともあり、見て頂いている方に感謝しております。新年度も続けることを第一の目標にする中で、内容のアップデートも頑張って参ります。

        今年一年、多くの方のお世話になり感謝の気持ちでいっぱいです。

             「ありがとうございました。」

№89 暴言などの行動・心理症状の強い方の薬物療法のアセスメント 2021年12月27日(月)

デイサービス利用状況報告書

     ( 主訴= バルプロ酸ナトリウム錠増量「夕食後」経過観察 

令和〇年〇月〇

S・S   様

 〇〇先生、大変お世話になっております。認知症対応型デイサービス、ほうとくの相談員をしている鳥海忠明と申します。S様のデイサービスでのアセスメントが参考になればと考え、ご報告させて頂きます。書面でのご報告となり大変失礼致します。

MENFIS 評価 】

〇月〇日からバルプロ酸ナトリウム錠追加(夕食後)伴う認知症状の状態をアセスメントする為、行動観察法(精神障害評価スケール=MENFIS)を7日間実施しており結果をご報告致します。バルプロ酸ナトリウム錠開始時(5月)のデータと比較して報告致します。

MENFISの目的として、利用開始時、薬の変更時、状態の変化など認知症状の変化を客観的データ

 を基にアセスメントし、早期の支援方法の構築に繋げております。

※棒グラフが長いと障害は重くなります。

①認知機能障害・・・・・ 記憶障害、見当識障害、失語症に変化が出ている評価となっ

             ております。

②動機づけ機能障害・・・ 大きな変化は見られておりません。

③感情機能障害・・・・・ 大きな変化は見られておりません。

 MENFISの評価として、バルプロ酸ナトリウム錠増量に伴い動機付け機能障害、感情機能障害での大きな変化は見られていない評価となっております。しかし、認知機能障害の記憶障害、見当識障害、失語症などには障害の悪化が見られており、バルプロ酸ナトリウム錠増量の影響が考えられる評価となっております。

【 現状報告 】

 〇日の受診後からバルプロ酸ナトリウム錠が夕食後に増量され、行動観察によるアセスメントを進めておりますが、利用時の状態に変化が見られております。

 変化として、利用日によって情動の動揺が減少し、焦燥、易怒、暴言などの行動・心理症状が減少しています。

 情動が安定している真因として、夕食後のバルプロ酸ナトリウム錠の増量から睡眠の質が向上し、睡眠障害による日中の眠気の動揺が少なくなったことで情動が安定し、行動・心理症状が減少したと考えます。

 MENFIの評価では、認知機能障害の悪化が見られており、認知機能の低下も行動・心理症状の減少の要因の一つであると考えます。感情機能障害に変化が出ていない評価となっておりますが、MENFISには反映されないほどの変化となっておりますが、デイサービスでの強い行動・心理症状は稀に見られる程度となっております。

【 まとめ 】

 デイサービスでの強い行動・心理症状は稀に見られる程度となっておりますが、環境などの刺激から時に抑制ができず行動・心理症状に派生することも見られ、頓服薬での一時的な対応が可能であれば、ショートステイなどの新しいサービスが利用可能になると考えております。

「鳥さん」からの一言・・・

 大声、暴言などが酷く、他のサービス利用が難しくなり私たちのサービスを利用しています。根はとても優しく、母親の話をすると涙ぐむ方ですが、周囲の環境の刺激が入ると手が付けられないほどの暴言などに繋がっています・・・しかし、他の人と一緒に居ることが大好きな方なので・・・

     「薬の調整を医療機関にどのように伝えるか、

                  私たちの課題です・・・」

№88 レビー小体型認知症の失語症状のアセスメント       2021年12月24日(金)

 613日、記憶を想起するトレーニングを実施していますが、記憶障害の影響による回答が見られています。トレーニング内容として、野菜の名前を想起するテストとなっていますが、始める前に「野菜」とお伝えするも、「みかん」「なし」と書いています。再度、「野菜」である事をお伝えすると、「いも」と書いていますが、その後はご自分から名前を思い出すこともなく、他利用者様が発した言葉を書いたり、見たりする姿が見られています。

 失語症状も疑っていますが、”言葉を話す障害はなく”、”言葉を理解する障害”も学習療法時のコミュニケーションなどから障害はないと考えます。字を書く障害も「みかん」、「なし」、「いも」、「たまねぎ」、「きゅうり」など障害はなく、他利用者様の回答を見て書くなどからも”字を読む障害”も見られていないと考え、失語症が原因ではないと考えます。以前の報告書でも伝えている、記憶を想起(思い出す=脳から引き出す)することが影響していると考察しています。

 野菜の名前を想起することは、陳述記憶である意味記憶を活用する療法となっています。意味記憶とは常識や経験、学校で学んだことなど知識や意味に関する記憶を表しています。野菜の名前は、意味記憶の中でもとても古い知識(記憶=昔に知った常識)であり、古い記憶は大脳皮質に保存されるため”忘れずらい記憶”とも言えます。

 認知症の方は長期記憶(古い記憶=大脳皮質に保存されている記憶)は比較的保持される傾向があり、意味記憶も同じ傾向があります。O様の記憶の特徴として、記憶を想起(思い出す=脳から引き出す)する特徴が強いと考えています。

「鳥さん」からの一言・・・

 認知症の方の支援の中で、失語症状の支援(失語症approach method)やアセスメントがとても難しいと感じています。私たちは、考えることなく言葉でのコミュニケーションをおこなっており、失語症状を意識することを忘れ関わっていることが多いと感じています・・・

     「慣れや習慣、時に邪魔であると感じています!」

№87  パーキンソンニズムが強いご利用者様の退院後のアセスメント  2021年12月21日(火)

 歩行の様子ですが、退院後から手引き歩行で移動をしていますが、退院直後より歩行は安定しており、膝折れなどからの転倒のリスクは少なくなっています。

 ご自宅での様子をご家族に確認するとソファーからの立ち上がり、歩き始めに膝折れが見られているようです。旦那様からも「足はだいぶダメだね・・・歩き出すと膝が折れて・・・」と聞いています。

 S様の疾患(パーキンソン・シンドローム)は、神経伝達物質であるドパミンとの関係が強い疾患と考えています。ドパミンは、”身体の動き出し”や”やる気を起こす”(やる気スイッチ)働きがあるため、動き出しの際の身体の動きは緩慢(ゆっくり、鈍く)になると考えます。移動の際のポイントとして、S様の動きにわせ、無理なく支援することが残存機能の活用だけでなく安全の確保にも繋がると考えます。

 自宅での夜間の排泄支援のアセスメントですが、デイサービス利用後は水分摂取量が多く夜間の排尿が多く、旦那様の介護負担が増加しています。旦那様からも「1時半くらいに寝るから寝不足で・・・」との発言も聞かれています。旦那様の睡眠を確保すると共に、介護負担が軽減できるよう失禁への対策を実施しています。

 実施内容として、現状の対応(パット+紙パンツ)の上にLサイズの紙パンツを履く事で、体動時の横漏れやパットに吸収しきれないオーバーフローした尿を吸収できるよう実施しています。以前はMサイズの紙パンツを重ねて履いていましたが横漏れがあったことでLサイズに変更しています。Lサイズに変更したことで、漏れることなくLサイズの紙パンツが3日前後使用することができています。紙おむつなども検討しましたが、介護方法の変更が旦那様の負担に繋がると考え、一番シンプルな方法でアセスメントを進めていきます。

「鳥さん」からの一言・・・

 認知症の方は、脳の疾患により様々な症状が見られています。私たち現場の介護従事者も疾患の理解できる知識が必要と感じています。また、疾患であれば一般的には薬の服用も必要と考えます。私たち介護従事者も必要な知識と感じています。

       「知識があることで多くの気づきに繋がっています!」

                                        学びは大切です・・・

№86 大脳皮質基底核変性症の方の精神症状のアセスメント    2021年12月18日(土)

 3月くらいから妄想などから独語が増加するなど行動・心理症状に変化が出ていますが、食事支援にも変化が出てきています。

 食事支援の変化として、食事量の減少、食事時間の増加などが変化として見られています。変化の原因を考察すると、妄想などの行動・心理症状の変化から認知症の中核症状の変化の影響が強いと考えています。

 行動・心理症状の派生プロセスは、認知症の”中核症状”や”環境因子”の影響から個人因子によって派生するプロセスとなっています。中核症状の変化と行動・心理症状の変化は密接なバランス関係があると考えられ、食事支援などのADLは中核症状によって大きく変化していきます。

 食事支援の変化は、認知症の中核症状の失行、注意障害などの影響が強いと考えています。O様は、食事は認識できていますが、掴んだ食事を口元に運ぶことができないなど、失行の症状が強く食事の時間が長くなることに繋がっています。食事の時間が長くなることで、疲労感などから食事への集中力(注意障害=持続的注意)が減退していると考えます。

 中核症状は、様々な原因によって変化しますが、現在の状態に薬があっていないなども考え、受診時に先生に相談することも必要と考えています。デイサービスでは、PLAメソッドから認知症状のアセスメントを進め、変化の早期発見、対応を進めていきます。

 5月下旬、妄想、又はせん妄の疑いによる行動・心理症状の変化からご自宅での拒否が強く見られていると考えます。朝の送迎時、旦那様から「昨日から全然飲み物を飲まなくて・・・」との話を聞いています。O様の口元には白い粉が口角についており、服薬にも強い拒否が見られていると考えます。

 デイサービスでは、強い拒否には派生していませんが、妄想、又はせん妄の疑いから声をかけても全く反応がないことも見られており、入浴支援や排泄支援では転倒などのリスクが高くなっていると考えます。5月上旬にS病院に受診をしており先生に相談していますが、現状ではお薬の調整などは難しいとの説明を受けたようです。デイサービスでは、安全を確保することを最優先に支援すると共に、状態に合わせた支援の修正も図っていきます。

「鳥さん」からの一言・・・

 初めての疾患の方の利用で、多くのことを体験を通して学ばせて頂きました。その際、精神症状のアセスメント視点、対応方法などアルツハイマー型認知症やその他の疾患による認知症の方とは違うことも気づかされました・・・繰り返しですが・・・

  「体験を繰り返し、気づく!身に付く!

                                            大切ですね!

№85 認知症状のアセスメントから外に出たい欲求の強さの評価  2021年12月15日(水)

 5月はとても元気があり、やや多弁傾向な日が多く見られています。以前から発語は多く聞かれていましたが、5月は笑顔も多く、発語量がとても増えていたと考えます。発話量が増えた事と比例して、室内を歩くこと(徘徊)も増えており、一人で外に出てしまうリスクも高くなっています。デイサービスだけでなく、自宅でも一人で出ていってしまうリスクは高いと考え、外出予防のアセスメントを進めています。

 T様が玄関に行った際、どのような行動を取るかアセスメントしていますが、玄関に置いてある職員用のサンダルを使い外に出ようとしています。サンダルをしまってのアセスメントでは、靴を探す行動は見られますが、暫くすると裸足のまま外に出ようとしています。裸足のまま出ていくことは、認知機能の判断力の低下も顕著となり、外に出たい欲求が強い事が考察できます。

 一人で外に出るリスクは高いと考え、デイサービスでの見守りを強化するだけでなく、自宅での外出にも注意が必要と考えています。

「鳥さん」からの一言・・・

 自宅で外に行きたくなるご利用者様は多く見られています。普通のことですが、ご家族は目が離せないと負担感などを強く感じています。その際、認知機能でどこまで判断できるかのアセメントによって玄関の環境は変わってきます・・・

 「行動観察から認知機能の判断がしやすくなります!」

№84 些細な環境因子の影響による状態変化のアセスメント    2021年12月12日(日)

 4月に入り食事量の維持など状態の改善が見られていましたが、5月に入り「ごめんね、あんた。何だか食べられなくって・・・」や「何だか・・・あんまりお腹が空かないね・・・」など、再び食事意欲の減退が見られています。

 食事意欲の減退と比例して、認知機能の動揺の影響から「ちょっと!ここはさ、シングルマザーのための所でしょ?そういう意味でここを始めたのに、何で最近男ばっかり増えるの?おかしくない?だって男は退職金やら手当やらをもらっていい思いをしているんだから。だいたい病院の売店の売り上げを資金にして、ここの運営にあてているんだから、男がのこのこやってきてタダで食べるのはおかしいよ!」など、記憶が逆行し曖昧になる発言(記憶の逆行性喪失=新しい記憶が消失し古い記憶が鮮明になること)も増加しています。自宅でも記憶障害を想起するエピソードがご家族より聞かれており、認知症状の変化も見られていると考えています。

 食事意欲の減退、認知症状の変化などの原因を考察していますが、環境因子の影響が大きいと考えています。ゴールデンウィークに入り、自宅から通うことが多くなり日常生活での刺激が減少していると考えています。ゴールデンウィーク明け、娘様宅から利用となった日は活気が見られ、発言内容などから良い状態であったと考えています。認知症状の変化は、環境因子の影響だけでないと考えますが、日常生活の刺激がとても大切である気づきに繋がっています。

「鳥さん」からの一言・・・

 デイサービスに通っているご利用者様は、自宅で過ごす時間が長く、自宅での様々な影響を受け、小さなサインに繋がっているとことを日々感じています。変化を原因をどのように見つけ出すかを試行錯誤しています・・・そのヒントが!

  「今までと同じ対応、今までとの生活の違い」

                                       本当に小さな違いです!

№83 認知症状の評価も含めた腰痛のアセスメント視点      2021年12月9日(木)

 5月の利用時のアセスメントとして、腰痛の訴えが聞かれています。身体を前傾にしながら腰周辺を叩きながら「腰が痛いんだ。何したかは分からない。温めるの?いい、いい。そういうのやった事ないからいいよ」などの言動が見られています。ご家族に腰痛の事を聞くと以前から時々あったようで、慢性的な腰痛と考えますが、違う視点でのアセスメントも進めていきます。

 違う視点とは、活動量が低下することで筋力も低下し、慢性的に腰痛が悪化していまう視点です。

 O様は、以前に比べ外出する機会は減少し、自宅で過ごす時間が増加していると考えます。利用時に最近のエピソード記憶をコミュニケーションからアセスメントしていますが、昔の外出したエピソードは繰り返し聞かれますが、最近外出したエピソードは殆ど聞かれません。

 O様の記憶障害から考察すると、最近のエピソード記憶は残っていると考え、現在はあまり外出していないことが考えられます。自宅で過ごす時間が増加することで、テレビを観るなど身体を使わない時間が増え、横になる時間も増えると考えます。腰への負担度比率などから、仰向けで寝ることで腰への負担は直立時の1/4%、横に向きでなると直立時の3/4%まで減少し、様々な筋力が低下し腰痛の悪化に繋がると考えています。

 O様の自宅での行動観察なども含めアセスメントをすることで、腰痛の状況から現状の認知機能の状態や環境因子の状態が把握できると考えています。

「鳥さん」からの一言・・・

 認知症の方と長く関わる中で、認知症状のアセスメントから日々の行動パターンや言動の変化など、客観的情報と主観的情報から相対的未来も少し分かるようになりました。相対的未来が少し見えることで、予防や対応が少ししやすくなった気がします・・・

   「繰り返しおこなうこと、大切ですね!」

                      見え方が変わってきます・・・

№82 風邪症状から派生した状態変化のアセスメント       2021年12月6日(月)

 5月上旬、O様は風邪症状が見られており、食事意欲の減退、午前の眠気増加(睡眠障害=入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害)、歩行が不安定になるなどの症状が見られています。

 普段のO様は高齢ですがとても元気であり、風邪により一時的な状態変化と考察していましたが、午後になると元気になるなど、行動への違和感も見られています。

 家族に風邪薬の服用の有無を確認すると、朝に市販薬を服用しており薬の影響も状態変化に影響していたと考えます。午後になると元気になることは、朝に服用した薬の効果が切れたことによる変化と考察しています。

 5月中旬には、食事意欲も回復し、眠気も軽減され状態の回復が見られていますが、O様は高齢であることも影響し、薬物への過敏性が見られており特に注意が必要と考えています。

「鳥さん」からの一言・・・

 認知症の方だけでなく、高齢になると、私たちには影響のない些細なことでも、状態変化に繋がることが見られています。ご家族からすると「そんなことで!」と驚かれるご家族も多く見られています。

「身体的にも、心理的にも

            余裕がなくなっているのです・・・」

№81 常同行動などの特徴的な行動のある方のアセスメントと考察 2021年12月3日(金)

 ご家族より「昨日早く起きていつも通り一緒に散歩もして8時くらいには全部すんでしまって、ベッドに入って休んでいると思って、私が畑仕事していたら人が入ってきたから誰かと思ったら主人で・・・一人でぐるっと周って散歩してきたみたいで・・戻って来れたからよかったです。孫も来ていて「おじいちゃん」と声をかけたんですが、全然反応されなくて・・・」と話を聞いています。ご家族は”1人で自宅に帰ることができるのか?”との心配があると考えます。

 Y様の現在の認知症状のアセスメントから考察すると、自宅に帰れなくなる原因は、認知症の中核症状である記憶障害によって、自宅の場所の見当が付かなくなること(場所の見当識障害)で自宅に帰れなくなります。行動観察からY様は、新しいご利用者様の自宅までの道順を覚えており、ご自身の自宅周辺の道順もしっかり覚えているため、現状では自宅に帰れなくなるリスクは少ないと考えます。しかし、何かのきっかけで普段の散歩ではなく、出かけてしまうことで帰れなくなるリスクはあると考えます。常日頃より、「散歩以外は1人で出かけないでね」と伝えることで行動の抑制を図り、散歩以外の外出に派生しない環境を整えることは事故(自宅に帰れない)の予防に繋がり大切なことと考えています。

 自宅での言動の”なぜ?”の考察ですが、【食事を一度食べた後、もう一度、席に着き食事の訴えが聞かれる”なぜ?”】ですが、勘違い、又は、記憶障害による言動と考察しています。

 ご家族の対応として、現在のY様の情動(一瞬の感情の動き)は安定しており怒ることや手を上げることは無いと考えます。奥様との関係性も良好で一番信頼していると考えています。そのような関係性での対応として、1度は「さっき食べたわよ。」と現実を伝えることは良いと考えます。現実を伝える対応は、現実見当識訓練(RO=リアリティ・オリエンテーション)であり、認知症の方などへのコミュニケーションの方法の一つとして有効です。

 しかし、現状を伝えることで怒ってしまう人などには合わないこともありますが、現状のY様の情動は安定しており1度のROは良いと考えます。1度のROで納得すれば良いですが、納得できない時は繰り返しのROは情動を不安定にするため、対応を受容に切り替えます。

 対応として「ご飯が食べたいのね?」と伝え、少量の食べ物(果物、残り物、ごはんetc)や飲み物(お茶、甘い飲み物etc)などで食べたい欲求を少し満たすことで訴えが消失します。注意するポイントとして、忘れてしまったことによる行動は記憶障害の影響が強いと考え、今回のようなエピソードの頻度が増すことには注意が必要と考えています。上記でも報告していますが記憶障害の変化は、自宅に帰れなくなるリスクと密接な関係があると考察しています。

「鳥さん」からの一言・・・

 認知症の方のご家族は、常に不安と心配、そして「なぜ?」と葛藤していると感じています。私たち専門職も全てを知ることは難しいですが、今までの”経験”と”知識”で

「少し先の相対的未来を

       予測することが可能と感じています!」

令和4年1月24日         空き情報

< ほうとく >    定員 8名

曜 日
空き人数 1 0 1

 

< ほうとく 弐番館 >  定員 10名

曜 日
空き人数 1 0 0 0 0 1

 

<ぱーそんらいふ久野>      定員 10名

曜 日
空き人数 1